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音楽イベントにおける撮影用クレーンの転倒事故に関して | 重要なお知らせ

2024年10月11日

「音楽イベントにおける撮影用クレーンの転倒事故に関して」

 

既に報道等にもありますように、先日10月6日、大阪・泉大津フェニックスにて開催された音楽フェスティバル「PARASITE DEJAVU 2024」において、ライブイベント撮影用クレーンが転倒し、お客様に5名の負傷者が出るという重大な事故が発生しました。

 

今回の転倒事故により負傷されたお客様には心より深くお詫び申し上げますとともに、一日も早いご回復を切にお祈りしております。また、当該イベントにご参加いただきましたお客様、主催者及び出演アーティストの皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、重ねてお詫び申し上げます。

 

株式会社スペースシャワーネットワークは、主催者からの依頼を受け、当該イベントにおける映像制作業務全般を受託し、その技術パートを映像技術会社の株式会社629に委託するとともに、撮影用クレーンの調達とそのオペレーション業務に関しては、株式会社629より撮影用特機専業の株式会社関西ロケーションサービスへ再委託をしておりました。

 

転倒した撮影用クレーンは全長12メートルで、先端にリモートカメラを取り付け、クレーンの反対側の重りでバランスを取りながらオペレーターが手動で操作するタイプのクレーンでした。

事故発生当時、オペレーターが、クレーン操作において曲調にあわせて急スピードでリモートカメラを上方へ動かそうとして力を入れ過ぎ、機材の安全荷重の範囲を超えた操作を行ったことが原因で、クレーンの土台部分の台車がバランスを崩して転倒し、クレーンのアーム部分が客席側に落下したものと思われますが、今後あらためて検証と事実確認を行っていきたいと考えております。

 

株式会社スペースシャワーネットワークは映像制作業務全般を統括する立場として、株式会社629及び株式会社関西ロケーションサービスの協力のもと、負傷されたお客様が一日も早く回復されるよう尽力するとともに、今回の事故を厳粛に受け止め、責任をもって、転倒に至る遠因も含めて徹底的に調査、検証を行い、二度と同様の事態が生じないよう、安全対策及び再発防止策の策定、オペレーターの教育訓練の徹底、ライブイベント業界でのリスク情報の共有等を積極的に図り、お客様に安心して楽しんでいただけるライブ体験を提供できるよう努めてまいります。

 

株式会社スペースシャワーネットワークとしては、今回の事故における正確な検証と原因究明を行うとともに、撮影用クレーン使用における具体的な安全対策基準や再発防止策を策定の上、その運用を開始できるまでの間、クレーンのアーム可動部分の長さを半径とする360度の範囲に人がいない状態を確保できない場合は、ライブイベント会場での撮影用クレーンの使用は控えることといたします。

 

改めまして、この度は、転倒事故により、皆様方に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 

株式会社スペースシャワーネットワーク

代表取締役社長 林 吉人